移動平均線とは
移動平均線とは「一定期間の終値の平均価格」です。
通常「短期」「中期」「長期」と3本表示させて、価格との位置関係からトレンドを判断する為に使います。
期間の設定について
期間の設定は任意で変更可能です。株の取引きでは「短期:5日」「中期:20日」「長期:75日」を勧める本が多い印象です。
これは、取引所の営業日ベースで考えて「1週間=5日」「3週間=20日」「3ヵ月日=75日」としている説が有名です。
私の場合、ビットコイン(仮想通貨/暗号通貨)では土日も取引が可能という点から「1週間=7日」「3週間=21日」「3ヵ月日=90日」と設定する事があります。
他にも「フィボナッチ数列」の値を使用するトレーダーもいる様です。
トレンドについて
短期移動平均線(5日)の場合「一週間」の取引(売買)の平均コストを意味します。
移動平均が上向きであれば、「終値」の価格が上昇を継続している=「上昇トレンド」等と判断します。
トレンドを適確に判断できれば、その場面にあったインジケーターを選択することが可能になります。
例えば、「RSI」はレンジやBOX相場で良好に機能する傾向が見られます。
トレンドを判断する方法
では早速、「移動平均線」を表示させて見ましょう。
以下のチャートは、実際のビットコインの値動きを表したものです。ここではフィボナッチ数列の値、「短期(赤):8日」「中期(緑):21日」「長期(青):55日」を試していきます。
見分け方は単純です。
「短期(赤)」「中期(緑)」「長期(青)」の順番に並んでいて、交差していなければ「トレンド」が発生していると判断します。
上記の図の右側では赤>緑>青の順番で並んでいますので「上昇トレンド」中という事がわかります。
一方、左側のオレンジで囲んだ部分は、緑>赤>青の順だったり、移動平均線が交差しています(トレンド発生の要件を満たしていない)。
オレンジで囲んだ部分は、「レンジ」や「BOX相場」等と呼ばれ値動きは横ばいです。
例えば、「トレンドが発生中はMACD」。レンジ(BOX相場)はRSIという風に、「そのインジケーター」が得意とする場面で使い分けをするのが重要です。
(RSIはレンジが得意、MACDはトレンド発生中に良好に機能する傾向がある。)
まとめ
(移動平均線)
移動平均線は「終値」を平均した「後追い」の指標です。
つまり、移動平均線の「ゴールデンクロス」は発生してからでは遅いし「ダマシ」の可能性も高い。
移動平均線はトレンドの発生等を判断して適当な「インジケーター」を選定するのに使用するのがオススメ。
#ネム太郎FX勉強— ネム太郎☆BTCFX・ビットコイントレーダー (@nem_tai_xem)
2018年9月11日
この様に、移動平均線はエントリーに直接使用するのでは無く「トレンドの状態」を把握する為に使用するのが合理的であると考えます。
この移動平均線を使用したトレンド判断は、自動で表示する事が出来るインジケーターの強みと言えます。
インジケーターは「初心者の味方」ですからドンドン試して見てください!。
「トレンドの判断」については、以下リンク先もご参照ください。