テクニカル分析の必要性
「なぜテクニカル分析が投資に有効な手段であるか?」
2つのポイントを紹介したいと思います。
- 「再現性」がある。
- 「感情に左右されるトレード」にサヨナラ
繰り返し使える手法(再現性がある手法)を確立できれば、同じ事の繰り返しで何度も勝つ事が可能となります(理想ですが・・・)。
また、「感情」を基準にしたトレードは、初心者が大きな損をする原因といっても過言ではないでしょう。
例えば、買い(ロング)から入ったのに下落が始まり、「そのうち戻るハズだ・・・」「買った価格まで待とう・・・」
とチャートを眺めているだけで、気が付いた時にはロスカットされていた(強制決済)」という経験はないでしょうか?
心理的なバイアスが働いて合理的な判断が下せない
という問題を解決してくれるのがテクニカルです。

例えばテクニカルで判断できたとすれば、C地点で「MACD、ダイバージェンス発生!デッドクロスも発生!利益確定!」となる訳です(改めて解説します)。
「100%の精度で的中する訳では無い」ですが、テクニカル指標が役に立つ場面は実際に多々あります。
また、機関投資家や大口個人投資家も当然テクニカル分析を行っています。
大勢が意識している価格帯では出来高も急増し値動きが激しくなる事もあります。
特にビットコインFXでは値動きの幅(ボラリティー)が大きく、一瞬の判断の遅れで大きな損を被る事があります。
自信が無い場面ではポジションを持たない(ノーポジ)等の判断もテクニカル分析を行えば積極的に実施でき、損を最小限に抑える事が出来ると思います。
損小利大(損は小さく、利益は大きく)
を念頭に置き、一緒に学習を進めていきましょう!
指標の全体像を掴む
テクニカル分析は、その組み合わせ次第では数万通りもの手法が存在すると言われています。
インジケーター(自動ツール)を表示させても、正しい場面で使用しなければ意味がありません。
数時間の小さな値動で利益を出すトレードと、数日保有して大きな値幅を狙うのでは全く異なる手法を使用します。
まずは、「自分に合った」テクニカルを探す為に、テクニカル手法を分類し全体像を掴みましょう。
ここでは、一般的な「時間が進むにつれて変化する(左から右へ)指標」を分類を行います。
主に「トレンド系」と「オシレーター系」等に分類でき、複数の指標を組み合わせて使用するのが一般的です。
<インジケーターの組み合わせ>
「トレンド系×オシレーター系」が基本
トレンド系:
・移動平均線
・一目均衡表
・ボリンジャーバンド
・パラボリックオシレーター系:
・RSI
・MACD
・ストキャスティクス
・RCI
#ネム太郎FX勉強 pic.twitter.com/PgJzusndtU— ネム太郎☆BTCFX・ビットコイントレーダー (@nem_tai_xem)
2018年9月13日
「ダマし」を避ける
テクニカル分析に使う指標は、「その性質」を良く理解して有効な場面で使用する必要があります」
例えば「値動きの方向性」を教えてくれるのが「トレンド系」。「売買のタイミング」を教えてくれるのが「オシレーター系」と言われています。
さらに「順張り」「逆張り」の時に使用する指標。「長期」「短期」の時間足で効果を発揮するモノ、その性格は様々です。
また、一口に「買い」と言っても「新規買い/押し目買い/打診買い/返済買い等」種類が多くあり、それぞれ使用する手法は異なります。
実際のトレードで「ショートの利確買い」の場面なのに「新規買い」でポジションを持ってしまい、実際は「ダマし」で損失が発生してしまったなんて事も良くあります。
適切な場面で使用して「ダマし」を避け、勝率を上げて行きましょう!
個人的には「ダマし」という言葉はあまり好きではありません。Twitterで良く使われているのであえて「ダマし」という用語を使用してみました。「ダマし」は特段FX用語でも無いですし、「勝手に騙された結果」に過ぎません。「漫然とオシレーターを使用しているとダマされる事が多い」というぐらいに受け取っておいてください。
ここでは代表的な指標を例に上げて確認していきます。
レンジ(ボックス相場)の場合
「何となく」見てください
ここでは「オシレータ系」の「ストキャスティクスRSIを信頼している」という事だけ理解していただければ問題ありません。
「ストキャスティクスRSI」は、ローソク足チャートの一つした(2段目)の中央が紫色になっている波形のモノです。
・RSI系統はレンジ相場で効果的
・70で売り
・30で買い
これだけ見てください。
※余裕がある方だけ、「MACD」という一番したの指標は「上昇/下降トレンド」が発生している場合に良好に機能する場合が多いです。今は「レンジ相場(トレンドは発生していない)」という解釈で進めています。
ですので、「MACD」のサインは出ていない又はサインが出ていても「ダマし」として扱い信用しないという判断になります。(大まかに説明していますので細かい突っ込みは無しでお願いします。)
<BTC解説>
本当に基礎のみでエントリーすると。
・ストキャスティクスRSIピークアウト
↓
・デッドクロス・MACDは機能せず=30足ではボックス相場=RSI機能場面
トレンドフォローの手法
→現在下降トレンド=レンジ時、ショートのみIN☆同値に撤退指値必須 pic.twitter.com/PGNdBaW2VO
— ネム太郎☆BTCFX・ビットコイントレーダー (@nem_tai_xem) 2018年9月12日
まとめ
テクニカル指標を活かす為のポイントを最後にまとめます。
- トレンドを判断する
- 時間足を捉える
- インジケーターは適切な設定を使う
「トレンドが発生」していればMACD、「発生していない(レンジ相場)ならばRSI」等、場面にあったオシレーターを使う。
「4時間足」では上昇トレンドだが「5分足」ではレンジ相場なので、長期足売買ではトレンド系のMACDを使ってタイミングを待つ。
複数のインジケーターを組み合わせ使用し「弱点を補い合って」「ダマし」を回避出来る様に意識しながらそれぞれのインジケーターの学習を行うと良いでしょう。
是非次回もご一読いただければ幸いです。ありがとうございました!