twitter上で何度も騒がれている「ビットコインETF」より、仮想通貨市場に大きな影響をもたらすと言われている「Bakkt(バクト)先物」。
最大級の良ファンダという見方をする専門家も多く見逃せないニュースとなっています(2019年1月24日に延長)。
筆者も、Bakktでの注目度如何によっては2017年度のバブル価格を更新する可能性もあると思っています。
正直今年度の仮想通貨市場には期待していませんでしたが、このニュースで考えが変わりました。
ICEの発表によると、ビットコイン先物(現物決済)を2019年1月24日から開始する模様です(国からの承認待ち)。
Bakktとは
Bakktは、仮想通貨をUSDに替えて実店舗で使用する事ができる仕組みを提供するサービスで、世界的な取引所インターコンチネンタル・エクスチェンジ(ICE)が立ち上げた仮想通貨プラットフォームです。
ビットコインの実用性が本格的に高まるとして期待されています。
スターバックスもパートナー企業に含まれており、ビットコイン払いをスターバックスで可能になる模様。
巨大な資本
インターコンチネンタル・エクスチェンジ(ICE)は、世界最大の取引所であるNYSE(ニューヨーク証券取引所)の親会社です。
現在、ビットコインの先物はCBOE(シカゴ・オプション取引所)とCME(シカゴ・マーカンタイル取引所)が取り扱っていますが、現物決済のビットコイン先物取引は今回が初めてです(米規制下では)。
また、マイクロソフト社やスターバックスともパートナーシップをとっています。
これまでに無い、知名度の高い企業の連携によって、高い広告効果も期待できます。
過去の市場反応
2017年12月11日、午前8時(日本時間)に、ビットコイン先物が上場した際には爆発的な上昇を見せました。
前後の価格を見てみると、
12月1日は、105万円程度なのに対し直前の8日には250万円をつけています。

先物のみのファンダで上昇したわけでは無いと思いますが、機関投資家の参入によって新規資金流入が期待された結果、個人投資家の買いが進んだという見方もできます。
今回も、去年と同様のタイミングで先物開始となります。
さらにこのニュースに関連付けて、TheBlockは、「ゴールドマンサックス」が先物取引取引を開始する可能性を報じています。
あくまでも「可能性」の話ですが、実際に動いているとすれば市場に大きな影響があるでしょう。
また、Bakktのビットコイン先物はビットコイン現物を保有しなければならない為、一定の買い圧となる可能性があります。
もし、規制当局の承認が問題なくおりたとなれば、取り扱い開始日の12月12日に注目するのでは無く、事前に織り込んでくるファンダとして見るのが妥当かと思います。
去年の傾向で行くと、15日程度前から市場に影響が出る可能性があります。
11月中旬から少し相場の動きが激しくなる可能性もありますので、取引所開設など準備が必要な方は今の内に整えておいた方が良さそうです。