グランビルの法則等で好んで使用されている「200」の移動平均線。
「200日の移動平均線」と「200期間の移動平均線」は別物であるというのをご存知でしたでしょうか?
上の図では、オレンジの線が「4時間足を200本」で計算した移動平均線(SMA)で赤の点線が「日足の200日移動平均線(SMA)」です。
通常の設定のままでは、日足の移動平均線を時間足や分足には表示する事はできません。
期間設定を「200」としてすべての時間足でそのまま見たならば、それは「200日移動平均線」では無く「現在表示している時間足200本分」をベースに計算した移動平均線を表示しているという事になります。
「期間」はローソク足の本数。
ココを勘違いしてしまうと、他のテクニカル指標の使い方がブレてしまいますのでしっかり確認していきましょう。
200日移動平均線を4時間足で表示する設定
MT5で4時間足に日足の200日移動平均線(SMA)を表示する方法について解説していきます。
なお、MT5はクリプトGTで使えます。他の取引所でも若干画面は違いますが、設定は勿論できますのでご安心ください。
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まず、200日を時間に置き換えると下記の式になります。
200日は、「200日×24時間」=4800時間
4時間をローソク足1本分とすると
4800時間÷4時間=1200本分のローソク足
つまり、4時間足で日足200日のSMAを表示する為には「1200」の設定に変更する必要があります。

図の様に各時間足で個別に設定していけば、「日足の200日移動平均線(SMA)」を表示することが可能です。
各時間足で必要な設定(ローソク足の本数)は以下の通りです。
200日移動平均線
- 15分足:19200本
- 30分足:9600本
- 1時間足:4800本
- 4時間足:1200本
150日移動平均線
- 15分足:14400本
- 30分足:7200本
- 1時間足:3600本
- 4時間足:900本
75日移動平均線
- 15分足:7200本
- 30分足:3600本
- 1時間足:1800本
- 4時間足:450本
60日移動平均線
- 15分足:5760本
- 30分足:2880本
- 1時間足:1440本
- 4時間足:360本
21日移動平均線
- 15分足:2016本
- 30分足:1008本
- 1時間足:504本
- 4時間足:126本
是非設定してみてください。